過去の開催記録

第30回(2023年)の記録

30回目は会議室での対面講座が復活し、多くの会場で参加者との交流が復活しました。企画展示場はハコ物館作家コケ丸さんの「極私的梅毒展」、もたいひでのりさんによる30回のメッセージボード等のカラフルな展示に彩られました。

◇テーマ:未来をみつめて
◇期間:2023年8月4日(金)~6日(日)
◇プログラム数:41
◇参加団体数:31
◇参加者数:3,067名
◇報告書:PDF版(38ページ、4.6MB)

29回(2022年)の記録

29回目はハイブリッド開催(会場およびオンライン)となり、テーマ「文化~くりかえされるもの うまれるもの~」のもと、社会が大きく変化していく中で、HIV/AIDSをはじめとする感染症を取り巻く「文化」に着目し、広く社会に向けて発信していくフォーラムとなりました。

◇テーマ:文化~くりかえされるもの うまれるもの~
◇期間:2022年8月5日(金)~7日(日)
◇プログラム数:23
◇参加者数:3,096名(会場519名、オンライン2,577名)
◇報告書:PDF版(29ページ、2.18MB)

28回(2021年)の記録

28回目は「ともに生きる つながりの参加者になる」というテーマで開催。新型コロナウイルスの蔓延を受け、ハイブリッド開催を断念し、オンラインのみの配信で、映画「プリズンサークル」の上映は中止になりました。

オープニングでは「情報による社会の分断 ~当事者・支援は・伝える人・受け取る人~」と題し、川田龍平さん(参議院議員、薬害エイズ当事者)、下村健一さん(情報スタビライザー、白鴎大学教授)、矢永由里子さん(西南学院大学大学院人間科学研究科:臨床心理士)、岩室紳也さん(AIDS文化フォーラム in 横浜運営委員会)で活発な議論を展開しました。

プログラム数は24でしたが、3,039名の方にご参加いただけました。

◇テーマ:ともに生きる つながりの参加者になる
◇期間:2021年8月6日(金)~8日(日)
◇プログラム数:24
◇参加者数:3,039名
◇報告書:PDF版(30ページ、1.9MB)

27回(2020年)の記録

27回目は「リアルにふれる 一人ひとり大切なことを探してみよう!」というテーマで開催。新型コロナウイルスの蔓延を受け、基本はオンラインによる配信となりました。オープニングでは「相変わらず感染症に振り回される日本」と題し、加藤力也さん(HIV陽性当事者)、宮田一雄さん(元産経新聞)、宮崎豊久さん(ネットスター株式会社)、岩室紳也 さん(AIDS文化フォーラム in 横浜運営委員)が日本が感染症に振り回されている理由についてそれぞれの立場から検証しました。

配信形式は以下の3つのパターンでした。
1.神奈川県民センターのホールからZOOM配信
2.神奈川県民センターのホールから+全国各地からZOOM配信
3.全国各地からZOOM配信

プログラム数は24と例年の半分以下でしたが、すべての都道府県のみならず、海外からもオンラインで4,076名の参加を得ることができました。

◇テーマ:リアルにふれる 一人ひとり大切なことを探してみよう!
◇期間:2020年8月7日(金)~9日(日)
◇場所:かながわ県民センターから
◇プログラム数:24
◇参加者数:4,076名
◇報告書:PDF版(30ページ、2.0MB)

26回(2019年)の記録

26回目は「<話す>と<リアル>に!!」というテーマで開催。オープニングでは「話してリアルになったこと」と題し、白阪琢磨さん(エイズ予防財団理事長)、佐藤郁夫さん(日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラススピーカー)、北山翔子さん(神様がくれたHIV著者)、岩室紳也さん(AIDS文化フォーラムin横浜運営委員)が共に生きるためには、HIV/AIDSだけではなく多様なことについて当時者の方と話すことが大切という実体験を語り合いました。

運営委員会企画として、You Tuberかずえちゃん、インターネット専門家の宮崎豊久さん、岩室紳也さんによる「マイノリティとマジョリティ~生きやすい世の中とは~」では生きづらさの背景とは何かを、Twitterを利用し、会場からの声も取り上げながら考えていきました。また、同会場では初めての試みとなるYou Tube LIVE配信が実施されました。配信はアーカイブされ、いつでもみることができます。また、ブルボンヌさん(女装パフォーマー)、長谷川博史さん(日本HIV陽性者ネットワーク理事)が登壇したぶっちゃけトークセッションも会場を盛り上げました。

配信URL(とよさんコミュニケーションズ) https://youtu.be/_1yZghPDtLA

リアルにHIV感染、同性婚、薬物使用などについて一人ひとりが「話す」ことでこそ理解が進むことを実感できる機会となりました。

◇テーマ:<話す>と<リアル>に!!
◇期間:2019年8月2日(金)~4日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:58
◇参加者数:4,347名
◇報告書:PDF版(46ページ、2.2MB)

25回(2018年)の記録

25回目は「#リアルとつながる」 というテーマで開催。オープニングでは「リアルじゃない? エイズ~えっ、まだエイズってあるんですか?」と題し、川田龍平さん(薬害エイズ裁判原告・参議院議員)、高久陽介さん(日本HIV陽性者ネットワーク[JaNP+]代表理事)、北山翔子さん(『神様がくれたHIV』著者)、かずえちゃん(You Tuber)、岩室紳也さん(運営委員、泌尿器科医)が登壇し、エイズをリアルに感じられなくなっている今、HIV陽性の登壇者からは感染を知った背景や、エイズの今と昔の違い、ユーチューバーとしてSNSに発信しているかずえちゃんからは、性的マイノリティとしての立場からもリアルの伝え方についてお話がありました。それぞれのストーリーから、HIV感染者やLGBTという枠ではなく、当事者一人ひとりの日常があることが語られました。

運営委員会企画として、「ネット時代のリアルコミュニケーションを語る」、精神科医の松本俊彦さんによる「ドラッグから見えてくる若者のリアル」、声優「三ツ矢雄二と語るセクシュアリティ&コンドーム」、キリスト教、仏教、神道の宗教家がエイズ、性、生を語る「宗教とエイズPart13」のほか、「性犯罪のリアルに迫る」、「つながりから考える薬物依存症」、LGBTs セクシャルマイノリティの言葉を紡いだ記録映画「私はワタシ over the rainbow」上映、「メディアの向こうのリアルとつながれ!~想像力を培い直そう~」、「夜回り先生 水谷修講演会」など11講座を開催し、満席が出るほど多くの来場者がありました。

また、6月30日にタイアップイベント Rock the Middle  が下北沢で開催されました。

第24回「リアルとであう」大切さを再認識し、第25回はさらにそれぞれの「リアルにつながる」機会となりました。

◇テーマ:#リアルとつながる
◇期間:2018年8月3日(金)~5日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:62
◇参加者数:5,355名
◇報告書:PDF版(46ページ、4.5MB)

第24回(2017年)の記録

24回目は「リアルとであう」 というテーマで開催。オープニングでは下村健一さん(白鴎大学客員教授/元TBS報道キャスター)、吉沢明歩さん(タレント)、AIDS文化フォーラムin横浜運営委員の岩室紳也さんが登壇し、それぞれ報道、女優、普及啓発を行う医師の立場から「リアルの壁」についてともに考える時間となりました。リアル(本物、現実)との接点が減り、バーチャル(仮想、2次元)な世界が広がる現実社会の中で、人は知識ではなく、経験に学ぶことの重要性についてそれぞれの立場から発信されました。

運営委員会企画として声優の三ツ矢雄二さんと岩室紳也さんの「三ツ矢雄二×コンドームの達人のトーク」、当事者、牧師、僧侶、医師が生や性について語る「宗教とエイズPart.11」、水谷修氏の「夜回り先生特別講演」、基礎講座として運営委員で看護教員の山田雅子氏による初心者向け基礎講座「HIV/AIDSすきまミニ講座」(全3回)、精神科医の松本俊彦氏による「人はなぜ薬物依存症になるのか~痛み、コントロール、そしてHIV~」を開催しました。

ヴァーチャルなことが溢れる世の中になったからこそ、「リアルとであう」大切さを再認識しました。その思いが結集すべく、SNS等も積極的に取り入れた結果、入場者数が一気に増えました。

◇テーマ:リアルとであう
◇期間:2017年8月4日(金)~6日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:65
◇参加者数:6,394名
◇報告書:PDF版(48ページ、6.3MB)

第23回(2016年)の記録

23回目は「つながる、ひろがる、わかちあう」 というテーマで開催。オープニングでは「自立は、依存先を増やすこと」「希望は、絶望をわかちあうこと」というメッセージを発信している東京大学で当事者研究を行い、自らも脳性まひ障害のある熊谷晋一郎さん、自らもゲイで当事者支援を行うドントウォーリー副代表の谷山廣さんが登壇し、「つながる、ひろがる、わかちあう」ことの重要性や、そのような社会の実現、実現するための現在の課題などについて、ともに考える時間となりました。オープニングでも登壇した熊谷晋一郎氏の当事者について学ぶことの必要性について話された「当事者研究が目指すこと」、古川潤哉氏の中学3年生向けに普段から行っている性教育を模擬体験できる「お坊さんが行う性教育ver.6~中3向け生と性と死を考える授業~」、平良愛香氏のセクシュアルマイノリティと自身の体験談などを語った「ぼくがゲイの牧師でよかったこと」など参加者を多く集めました。昨年度に引き続き、京都、陸前高田、佐賀へと広がったAIDS文化フォーラムのパネル展「広がるAIDS文化フォーラム」を開催し各会場の特徴等をまとめたポスターを展示し、全国への広がりをアピールしました。また、4会場共通の企画として、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの「HIVと共に生きるカンボジアの人々」「復興へと歩む陸前高田の人々」のスライドショーを実施しました。 つながりがひろがり、そしてお互いの思いを、課題をわかち合う中から、一人ひとりの生き方を、お互い の支えあい方を考え、感じるフォーラムでした。熊谷晋一郎先生の「自立は依存先を増やすこと」は病気や障がいを抱えている人だけではなく、誰もが噛みしめたい言葉でした。

◇テーマ:つながる、ひろがる、わかちあう
◇期間:2016年8月5日(金)~7日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:66
◇参加者数:3,542名
◇報告書:PDF版(48ページ、28.9MB)

第22回(2015年)の記録

22回目は「今こそ、ともに生きる」というテーマで開催。オープニングでは当事者、学校と連携したセクシャリティ教育を行っている団体、福祉施設、普及啓発を行っている医師、それぞれの立場から「ともに生きる」社会の実現や、実現するための現在の課題、これから取り組めることなどについて、ともに考える時間となりました。今年は金曜日と日曜日に1時間枠を設け、「布ナプキン手作りワークショップ&お話会」を企画したメイド・イン・アースや「おネェと語ろう!性感染症と予防のあるある」を企画した公益社団法人東京都臨床検査技師会などの初参加団体の分科会や、「アフリカのエイズ~青年海外協力隊員からの報告~」を行った横浜AIDS市民活動センターの分科会は、参加者を多く集めました。今回、新たな取り組みとして、展示場内に交流スペースを設け、参加団体と来場者の交流の場を作り、初日のネットワーキングTEA パーティの会場としたほか、「AIDS文化フォーラムおみくじ」や来場者のメッセージを集めるコーナーを設置しました。また、京都、陸前高田、佐賀へと広がったAIDS文化フォーラムのパネル展「広がるAIDS文化フォーラム」を開催し、AIDS予防財団からの支援を得て、京都、陸前高田各会場でも実施をしました。

◇テーマ:今こそ、ともに生きる
◇期間:2015年8月7日(金)~9日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:67
◇参加者数:3,701名
◇報告書:PDF版(48ページ、12.96MB)

第21回(2014年)の記録

21回目は「未来につなぐ新たな船出」というテーマで開催。オープニングでは当事者の立場から、医療の立場から、マスコミの立場から3人のゲストが登壇。これまで、HIV/AIDSを取り巻く医療や社会がどのように変化したかを振り返りました。一方、変化していない部分についても話し、今後の展望や問題提起しました。スマートフォンやSNSといった現在の社会状況の中で起こるデートDVとその対策についての「若者たちの性・デートDV」、コミュニケーションしにくい人の閉ざしている心を開くテクニックの紹介した「落ち込んでいる人の気持ちを動かす10のヒント」、性的マイノリティの日常生活や将来に焦点を当てた講座などで多くの来場者を集めました。今年度は新たに交流スペースとして交流を行える場所を設け、参加者のメッセージを集め、閉会式で紹介しました。京都、陸前高田、さらに今年度佐賀に広がり、継続する力は多くの人や地域からのサポートがあってこそということを実感しました。

◇テーマ:未来につなぐ新たな船出
◇期間:2014年8月1日(金)~3日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:69
◇参加者数:4,165名
◇報告書:PDF版(48ページ、17.22MB)

第20回(2013年)の記録

第20回の記念開催となりました。オープニング企画では、初回の開催に関わった方々を招き、当時の社会情勢とフォーラム開催までの経緯など市民活動の原点をお話いただきました。教育面では、セクシャルマイノリティーや性の学校現場の現状を考える機会を提供しました。また医療面では、生の意味を考える当事者を医療者、周囲の全ての人が共に考えることの重要性を解説いただきました。20周年企画として、会場内(ホール・展示場)、外看板を一新し、クリアファイルや缶バッチ(2種類。フォーラムの3会場共通デザイン、および横浜オリジナルデザイン)を作成し、展示場および開会式会場で配布、20周年を振り返る記念パネル展示も行い、来場者に好評でした。最終日には全体会・閉会式「AIDS文化フォーラムin横浜から京都へ、そして陸前高田へと広がり続けるAIDS文化フォーラム」をテーマに、フロアートークも行いました。1994年に横浜でスタートしたAIDS文化フォーラムは、京都、さらには陸前高田へ広がって開催されることに会成りました。20回目の一区切りを迎える一方で、新たな時代への誓いを心に刻み、この先も続けることをみんなで確認し合っていました。

◇テーマ:これまでの20年 これからの20年
◇期間:2013年8月2日(金)~4日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:70
◇参加者数:4,278名
◇報告書:PDF版(82ページ、8.21MB)

第19回(2012年)の記録

HIV/エイズ治療の最新情報から、学校をはじめ各地で感染予防の活動を続けている人や団体の発表などを通して、参加者がつながりを深め、連携して活動していくことを目標に開催しました。オープニングでは、昨年AIDS文化フォーラムが京都に広がった意味について考えました。今年も若者や青少年を対象とした啓発、教育についての発表やワークショップ講座が行われました。1階展示会場ではワークショップスペースを新設し、「ネイルにレッドリボンを」「レッドリボンアクセサリー」「うちわデコレーション」などワークショップをしながら交流したり、情報を得たりできる交流の場が増えました。

◇テーマ:AIDS??文化???~仲間 ? 新発見!~
◇期間:2012年8月3日(金)~5日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:69
◇参加者数:3,184名
◇報告書:PDF版(60ページ、5.41MB)

第18回(2011年)の記録

3月11日に東日本大震災があったこの年、オープニングでは岩手県陸前高田市でHIV/AIDS予防啓発イベントに関わった陸前高田市青年会議所理事長の高橋勇樹さんやテーマソングを手掛けた金野兄妹が参加し、被災地の状況とAIDS文化フォーラムとのつながりを報告してくださいました。また、10月には関西の方々が中心となり「AIDS文化フォーラムin京都」の10月の開催とプレイベント「AIDS文化フォーラムがやってきたfrom 横浜」が決まり、京都の実行委員会も展示ブースを出展し、閉会式でアピールをしてくださいました。
AIDS文化フォーラムを通してできたつながりが新たな絆につながることを期待させるフォーラムとなりました。

◇テーマ:エイズの何を知っていますか? ― 変わる常識 ―
◇期間:2011年8月5日(金)~7日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:64
◇参加者数:3,255名
◇報告書:PDF版(64ページ、3,500KB)

第17回(2010年)の記録

「他人ごと??」をテーマとし、近年新規感染者・患者が増え続ける一方でHIV/AIDSの取り組みへの社会的関心が薄れる中で、各地で奮闘している団体・個人、PWH/Aが互いに発表し、交流することを通してエンパワーメントの役割を果たすことができました。妊娠時にHIV感染がわかった石田心さんの主治医とのトークセッション、閉会式では5年前のフォーラムをきっかけにピアエデュケーションの活動をしている遠見才希子さんが医学生最後の年に司会を務めたりした。他人事意識を克服するために、多くの人が「つながる」ことで、一歩ずつ「他人ごと」が「自分ごと」に代わっていくことを期待させるフォーラムへと代わってきています。

◇テーマ:他人ごと?!
◇期間:2010年8月6日(金)~8日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:52
◇参加者数:3,297名
報告書:PDF版(64ページ、3,500KB)<

第16回(2009年)の記録

HIV/AIDSに関する知識が普及し、情報も溢れる一方で、依然として増え続ける感染者数。その原因は私たち一人ひとりの「他人ごと」意識にあるのではないでしょうか?オープニング企画「HIV/AIDSが他人ごとだった私たち~当事者も、医療関係者も~」を皮切りに、HIV/AIDSをより身近に、自分のこととして捉えてもらえるようなプログラムが行われました。昨年に引き続き、教育に関するプログラムが充実していたほか、若い世代によるプログラムが増え、定着してきたことも特徴といえます。人々の意識を変えていくことの大変さと、だからこそ、よりいっそうの働きかけが必要とされることを実感したフォーラムとなりました。

◇テーマ:他人ごと?!
◇期間:2009年8月7日(金)~9日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:73
◇参加者数:3,547名
報告書:PDF版(68ページ、6,470KB)

第15回(2008年)の記録

オープニングでは、劇団プレイバッカーズによるプレイバックシアター「HIVに出会った時!」として3名のストーリーが即興劇で再現されたほか、今年で3回目の取り組みとなる「宗教とエイズを考えるPart3」も行われ、それぞれの思いや活動を語り合いました。近年のニーズを反映してか、15もの教育関連のプログラムが開催され、最終日には「徹底討論~エイズ教育に求められるものは何か」と題し、来場者との意見交換も活発に行われました。15年のつながりの中で、一人一人が何ができるかを考える機会となりました。

◇テーマ:つながる~いま、私にできること
◇期間:2008年8月1日(金)~3日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:75
◇参加者数:4,170名
報告書:PDF版(59ページ、2,201KB)

第14回(2007年)の記録

第14回「つながる」というテーマのもと、オープニング企画では、3名のHIV(+)の当事者がそれぞれの主治医とともに、患者と医療者の関係性(パートナーシップ)について率直に語りあいました。パートナーシップ構築のためのコミュニケーションやカウンセリングの重要性を訴えるそれぞれの経験や思いから、HIV/AIDS医療現場のみならず普段の生活にも取り入れられるヒントをたくさん頂きました。

◇テーマ:つながる
◇期間:2007年8月3日(金)~5日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:71
◇参加者数:3,689名
報告書:PDF版(52ページ、4,100KB)

第13回(2006年)の記録

第13回のオープニング企画は、「エイズと宗教を語る」でした。岩室紳也(医師)さんの進行で、僧侶の古川潤哉さん、神父の細井保路さん『神様がくれたHIV』著者でHIV陽性者の北山翔子さん(保健師)の絶妙なトークライブとなりました。命を見つめ、宗教を超えてつながり、与えられた時を、豊かに、共に生きることの大切さを確認しました。

◇テーマ:つながる空間~Living Together~
◇期間:2006年8日4月(金)~6日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:72
◇参加者数:3,880名
◇報告書:PDF版(48ページ 3,500KB)

第12回(2005年)の記録

第12回は、オープニング講演で、タレントの飯島愛さんとHIVとともに生きている北山翔子さんを迎えて、HIV/エイズについてのトークを行いました。それぞれの実体験を元に、人を愛すること、そして生きることをテーマとして語られた言葉は、それぞれに深く響きました。新規参加の10団体を含めプログラムがより多彩になった年でした。

◇テーマ:つながる空間
◇期間:2005年8日5月(金)~7日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:74
◇参加者数:5.509名
◇報告書:PDF版(52ページ 3,939KB)

■第11回(2004年)の記録

第11回は、オープニング講演で、飯島愛さんを迎えて、HIV/エイズについてのトークショーを行いました。愛さんの明るいキャラクターと会場参加型の企画に大いに盛り上がりました。また。展示会場にユニークな企画が増え、人であふれかえりました。ここ数年、委員会がテーマにしてきた「若者」の参加が増えました。

◇テーマ:いのち~市民が続けるAIDSへの取り組み
◇期間:2004年8日6月(金)~8日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:83
◇参加者数:6.031名
◇報告書:PDF版(21ページ 15,521KB)

■第10回(2003年)の記録

第10回は、オープニング講演で、脚本家の早坂暁さんがHIV/AIDSを題材に番組を制作するとしたら、と言う設定で、俳優の烏丸せつ子さんや参加者と共に一緒にドラマのストーリーを考えました。またこの10年間の振り返りと「若者」をターゲットにしたプログラムが多くなりました。

◇テーマ:AIDS-これまでの10年、これからの10年
◇期間:2003年8日1月(金)~3日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:74
◇参加者数:4624名
◇報告書:PDF版(27ページ 15,522KB)

■第9回(2002年)の記録

第9回では「国際」をテーマとしたプログラムが増えました。国際的課題に取り組むNGOはどんなテーマであれ「HIV/エイズ」と関わりなしに活動はできません。運営委員会が積極的に国際NGOに参加を呼びかけました。自らカンボジアなどでボランティア活動をしている有森裕子さんの話は多くのボランティアが勇気付けられる内容となりました。

◇テーマ:つながら つながる
◇期間:2002年8日2月(金)~4日(日)
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:81
◇参加者数:4808名
◇報告書:PDF版(25ページ 9,379KB)

■第8回(2001年)の記録

第8回はパラリンピック金メダリストの成田真由美さんとHIVに感染している桜屋伝衛門さんのトークを通して「障害」という視点でHIV/AIDSの問題を改めて考える機会となりました。

◇テーマ:いま、一人ひとりができること
◇期間:2001年8月3日~5日
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:72
◇参加者数:3946名
◇報告書:PDF版(56ページ 12,773KB)

■第7回(2000年)の記録

第7回は恋人とのセックスでHIVに感染した北山翔子さんやタレントの岡田美里さんのトーク、女性用コンドーム、ピル、と「女性」をテーマとしたプログラムが多く組まれました。

◇テーマ:いま、一人ひとりができること
◇期間:2000年8月4日~6日
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:64
◇参加者数:3801名
◇報告書:PDF版(74ページ 17,019KB)

■第6回(1999年)の記録

第6回はゆったりとした会場構成と時間設定をしましたが、世間のエイズに対する関心は低下し、入場者は大きく減少しました。一方で全国からの専門職の参加が増えました。

◇テーマ:いまを生きる
◇期間:1999年8月6日~8日
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:70
◇参加者数:3240名
◇報告書:PDF版(68ページ 13,686KB)

■第5回(1998年)の記録

第5回が開催された年はHIV/AIDSの治療薬が増え、HIV感染は慢性病になったと言われはじめました。テレビドラマ「神様、もう少しだけ」がヒットし社会的関心が一気に高まり、過去最高の参加者がありました。主演の深田恭子さんにはフォーラムに来ていただきドラマやエイズについてのトークを行いました。

◇テーマ:エンパワーメント-自立と共働にむけて-
◇期間:1998年8月7日~9日
◇場所:かながわ県民センター
◇プログラム数:76
◇参加者数:5694名
◇報告書:PDF版(76ページ 19,443KB)

■第4回(1997年)の記録

前年まで3年続いたフォーラムも参加者が激減し、続けるべきかどうか悩みましたが、思いを新たにして会場を横浜駅近くの「かながわ県民センター」に移し再出発の年となりました。特筆すべきことは「PWAのネットワークを考える」というフォーラムで、HIVに感染している5人の方がプレゼンテーターとなり、ネットワークを組むために必要な課題と問題について議論するなど感染者の方々の積極的な協力がありました。

◇テーマ: 未来へのつどい-AIDSの様々な取り組みの中で、共に生き、連帯し、未来への希望をつなぐ集いとする-

◇期間:1997年8月8日~10日
◇場所:かながわ県民センター
◇参加団体数:58団体
◇プログラム数:72
◇参加者数:4607名
◇報告書:PDF版(120ページ 28,208KB)

■第3回(1996年)の記録

第3回は、ともに生きるから連帯へというテーマでした。この年、ボランティア育成講座の修了者が「かながわレッドリボンクラブ」を結成し、横浜YMCA会館内にかながわレッドリボンプラザがスタートしました。AIDSに対する社会的関心は落ちこんでいたこともあり、参加者の減少は否めませんでした。

◇テーマ:共に生きるから連帯へ
◇期間:1996年8月9日~11日
◇場所:神奈川県国際交流協会会議室
◇プログラム数:34
◇参加者数:1600名
◇報告書:PDF版(54ページ 11,985KB)

■第2回(1995年)の記録

第2回は「ここでの成果を一過性のものに終わらせること無く、継続して欲しい」という全国のAIDSに関わるNGOや団体からの強い要望があり、神奈川県国際交流協会の協力を得て3日間開催しました。

◇テーマ:ともに生きる
◇期間:1995年8月11日~13日
◇場所:神奈川県国際交流協会会議室
◇プログラム数:31
◇参加者数:2200名
◇報告書:PDF版(53ページ 11,357KB)

■第1回(1994年)の記録(1994年)

アジアで初めて行われた第10回国際エイズ会議の年です。 並行して行われた市民版フォーラムの第1回は、神奈川県国際交流協会を主会場として、9日間、62のプログラムを実施し、参加者は4,305名を数えました。社会の中で偏見と差別のみ語られていたAIDSという病気に対し、このフォーラムはボランティアの働きによる新しい市民レベルの社会へのアプローチとして当時高い評価を得ました。

◇期間:1994年8月6日~14日
◇場所:神奈川県国際交流協会会議室
◇プログラム数:62
◇参加者数:4305名
※この年の報告書はございません

Copyright(C) AIDS文化フォーラムin横浜