宗教とAIDS Part19 なぜ宗教? 宗教はどう伝える?

8月3日(土)13:00~15:00 2F ホール

今年のAIDS文化フォーラム in 横浜のテーマは

「伝えるむつかしさ」

です。AIDS文化フォーラム in 横浜の看板プログラムとなった宗教とAIDSは今年で19回目を迎えました。そしてこの「宗教とAIDS」は本フォーラムを考える上で中心的な柱となっています。
今の時代、生成AIの普及を見ても、様々な情報にアクセスしやすくなっただけではなく、生成AIの最大の機能であるdeep learningを活用することで、人間が学習しなくても、疑問に答え、文章を、画像を作成してくれます。
そのような時代にいま、何が求められているのでしょうか。太古から続く宗教はいま、何を伝えようとしているのでしょうか。様々な立場から考えます。

平良愛香
日本基督教団川和教会牧師
カトリックHIV/AIDSデスク委員
農村伝道神学校校長

 

 
古川潤哉
浄土真宗本願寺派浄誓寺僧侶
AIDS文化フォーラムin佐賀運営委員

 

ナナさん

横浜市在住
イラク生まれ海外育ち
中東ハーフムスリム2世
産まれた時からイラク→エジプト→ドイツ→イギリスへ移住し続け2008年に帰国
イラク人の妻であり、自閉症二児の母です。YouTube含む各SNSから社会に関係する真面目なことから好きなことまで気まぐれに発信しています。


宮崎豊久
かつて宗教はコモンとしての役割を担い、見知らぬ人同士でも、繋ぎ会わせるボンドとして機能していました。インターネットの出現によって、このコモンは無限と言っていいほど散在して、人々を繋げ続けています。一方で、そのグループはフィルターに包まれ、その真理は絶対的なものとなり、周りが見えなくなり、賛同を強く求め異論者は排除するような動きも活発化してきています。
欧米では、この動きが極左・極右の分断された戦いにも発展することがあり、この影響は今秋に行われる、アメリカの大統領選挙にも現れています。
現代社会の信仰、真理とは何なのか?インターネット社会を見てきた立場から発言ができたらと思っております。


司会:岩室紳也(運営委員会)
AIDS文化フォーラム in 横浜で「宗教とエイズ」が始まるきっかけは岩室紳也と古川潤哉さんとの出会いでした。岩室の話を聞いてくださった古川さんが私の話を非常に仏教的だとおっしゃってくださいました。
「仏はあなたを見捨てない」という言葉も教えてもらいましたが、裏を返せば見捨てられる人が多いということなのかなと思ったりしています。
今の時代に宗教が果たす役割は何かを皆さんと一緒に考えられたらと思っています。

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