8月6日(金)10:00~12:00 開会式・オープニング 10:00~ 開会式 開会式に引き続きオープニングセッション 情報による社会の分断 ~当事者・支援者・伝える人・受け取る人~ 1981年にHIV/AIDSが発見されてから40年。1994年の国際エイズ会議と同時に始まったAIDS文化フォーラム in 横浜が28回目を迎える中「まだエイズですか?」「いつまで続けるのですか?」といった声を聞きます。しかし、今年もフォーラムの開催を議論する中で、テーマを「ともに生きる~つながりの参加者になる~」としたのにはいろんな理由があります。 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、初期のころから「夜の街」「3密」「カラオケ」「お酒を提供する店」「路上飲み」といった「感染機会」への注意喚起が繰り返され、結果として感染した人たちへの偏見や差別意識が根深く残っています。 HIV/AIDSでも初期のころは「男性同性愛者」「新宿2丁目」「不特定多数との性交渉」といった「感染機会」への注意喚起が繰り返された結果、偏見や差別意識が助長されただけではなく、感染予防に必要不可欠な「感染経路」とそれらを予防するための情報が伝わりませんでした。さらに、薬害で感染した人たちは「いいエイズ」、性行為で感染した人たちは「悪いエイズ」といった差別意識がまん延しました。 オープニングセッションでは、神奈川県議会で『高校でのコンドームの普及啓発は問題だ』と言われた ❝コンドームの達人❞ 岩室紳也が以上の方々をお迎えします。 薬害エイズの当事者として積極的に活動されてきた川田龍平さん。 元TBSアナウンサーで「情報に踊らされないために」という視点で活動を続けておられる下村健一さん。 偏見や差別意識が強かった初期のころからHIV/AIDSの当事者の支援にカウンセラーとしてかかわり続けてこられた矢永由里子さん。 人々を助けるはずの「情報」が、なぜ人々の分断を生むかを考えます。YouTube視聴画面はこちら(当日の同時間のみ視聴可能)
川田龍平(参議院議員、薬害エイズ当事者)
下村健一(情報スタビライザー、白鴎大学教授)
矢永由里子(西南学院大学大学院人間科学研究科:臨床心理士)
司会:岩室紳也(運営委員会)